60きょうちゃん(いろいろあって・・)06 朝 起きたら太陽拝み ふらふらせん と やらにゃ~ 日が暮れたら寝せい ・・・
眼に青葉 山 ほととぎす初鰹の と 衣替え 手につく 藍の 「句」が好きな、きょうちゃん
2017年6 月 6日 (火曜日)
週休3日制:平成29年6月6日(火)
投稿情報: 21時41分 カテゴリー: 01 NEWS (今日、現在のこと/新聞・TV・ラジオ・本・雑誌・チラシ), 10 記録 (歴史・社会・政治・法・経済・文化・文明) | 個別ページ | コメント (0)
千里山コミセンだより 24号他:平成29年6月6日(火)
投稿情報: 21時07分 カテゴリー: 01 NEWS (今日、現在のこと/新聞・TV・ラジオ・本・雑誌・チラシ), 10 記録 (歴史・社会・政治・法・経済・文化・文明) | 個別ページ | コメント (0)
フランスには約470以上のAOCの生産地;平成29年6月6日(火)
AOC
当掲示板のマスターとして僕は、しばらくワインについてのおしゃべりをさぼっておりました。なんだか身辺があわただしかったことと、生々しい現実社会の動きに押され気味であったことは確かです。反省しております。
そこで、久しぶりにワインに関する書き込みをしようと思うのですが、ちょっとおつき合いいただけますか?
最近ワインに関する本を1冊読みました。その本は、英国のオークションハウス、Sotheby's(サザビーズ)が監修したものですが、たいへん実際的で面白いものでした。なにせ、オークションハウスは、買い手の視点から、価格とその価値について、ワインを徹底的に吟味するわけですから、作り手が提供する情報をベースにした通常のワイン本に比べると、より買い手側に立っているわけでして、時には生産者サイドが組み立てているワインに関する虚構や虚飾をはぎ取ることもあり、とても面白く感じました。
ところで、ワインに関する言葉で、「AOC」 ってご存じですか?
AOCとは、フランス産ワインの品質を表示するためのカテゴリーのひとつで、「Appellation d'Origine Controlee (原産地呼称統制)」 の略であり、同名の法律である「原産地呼称統制法」(1935年制定)の規定に基づいて製造されたワインに付与される称号のことです。AOC指定は、国立原産地名称研究所(INAO)というフランス農務省の関係団体が管轄しています。
そもそも、フランスワインは、品質表示の点から、AOC、VDQS (Vin Delimite de Qualite Superieure)、Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)、Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)の4種類に区分されており、AOCはこの品質区分の最上位に位置します。
それではまず、AOCについてのおしゃべりを始める前にその他の3つのカテゴリーを簡単にご紹介しておきましょう。
1)まず、VDQS (Vin delimite de qualite superieure = ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・スペリュール)ですが、これは上質指定ワインのことです。AOCに次ぐ品質ということで、使用葡萄品種、栽培法、最大収穫量、醸造法、ワインの最低アルコール濃度に関する規定などが、AOC のそれよりもやや緩やかではありますが、きちんと定められています。まあ、はっきり言えば、VDQS は、AOC ワインへ格上げされる可能性のある予備軍で、その過渡的段階にあるものです。ですから、生産量は極めて少なくて、あまりお目にかかることはありません。フランスワインの全生産量の1%あるかないかで、しかもその8割はフランス国内消費ですから、ラベルに切手のような VDQSと記されたマークが付いているこのカテゴリーのワインは、日本ではむしろ貴重品です。
2)Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)は、いわば日常的に飲む「地ワイン」とでも言うべきものでして、もうひとつ下のカテゴリー、ヴァン・ド・ターブルの中で、特に生産地域や葡萄品種などを指定されたものです。つまり他地域のワインとブレンドしてはいけないわけでして、ここがヴァン・ド・ターブルとは決定的に異なる点です。現在、140ほどの地域が指定されています。割安感を感じることの多いワインだと言えそうです。生産量的には、全フランスワインの30%弱といったところで、AOCに次ぐ量です。
3)Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)は、4つのカテゴリー中、最下位に属するもので、生産量は全フランスワインの約18%程度。実質的にまったくコントロールはありませんので、もっともお手軽なワインです。サザビーズの本には、このカテゴリーのワインについて、こう書いてありました。
These wines are cheap in every sense of the word.
(これらのワインは、言葉のあらゆる意味から言って安物です。)
さてそこで、いよいよ最高ランクのAOCに入るわけですが、そもそも全フランスワインの約半分はこれですので、生産量はもっとも多いカテゴリーですね。
実際には、<Appellation d'Origine Controlee ***** > という表記がなされ、*****の個所にさまざまな原産地名が記されます。現在、この指定を受けているAOCは470以上あります。
AOC法は、農産物は原産地の個性を反映するものであるという考えの下に、原産地とそこで生産される農産物を厳密に関係づけ、品質の保証を図ることを目的としたものです。
原産地とそこで生産される産品との関係性を明確化するために、生産区域の他に、ぶどう品種、最低アルコール度数、単位面積当たりの最大収穫量、栽培方法、剪定方法、醸造方法等、実に多岐にわたります。また、建て前ですが、評価委員会によるテイスティングも行われます。
AOC指定の基準は、指定の対象となる原産地が地方、地区、村、畑と限定されるほど細かく厳しくなり、その分、品質の高い上位クラスのワインとみなすことができます。
例えば、ボルドーを例にりますと、まず、ボルドー地方全体を対象とする「AOCボルドー」があります。次ぎに、ボルドー地方にはメドック、グラーブ、サンテミリオン、ポムロル等様々な地区がありますが、それぞれの地区を対象とした「AOCメドック」、「AOCグラーブ」、「AOCサンテミリオン」、「AOCポムロル」等があります。
さらに、例えばメドック地区の中には数多くの村がありますが、そのうち「サン・テステフ」、「サン・ジュリアン」、「ポイヤック」、「マルゴー」、「ムーリー」、「リストラック」の6つの村については、特に村名のAOCが認められています。
また、ボルドーでは村名のAOCまでしかありませんが、ブルゴーニュではさらに限定的に、村の中の個別の畑がAOCの対象になっている場合があります。
というわけで、AOCの対象になるためには、「原産地」以外にも生産方法等に関する厳しい基準をクリアする必要があり、例えば、メドック地区のサン・テステフ村で生産されていても、「AOCサンテステフ」として必要なすべての基準を満たしていなければ、「AOCサンテステフ」は名乗れず、より下位のクラスのAOCである「AOCメドック」や「AOCボルドー」というカテゴリーになります。
なお、AOC指定上の原産地名は、必ずしも行政区域としての地方、地区、村と正確に一致するわけではありません。例えば、ある村名AOCの対象地域には、当該名の村以外にその周辺の村も対象地域に入っている場合があります。
とまあ、以上が建て前なのですが、それが完全に実施されているとはとうてい思えないところが、この世界の面白いところなのです。
以下にサザビーズのワイン専門家達の言をご紹介してみます。
1)AOCワインは、公的な分析とテイスティングを経ているということになっていますが、テイスティングなどは、まさに噴飯モノなのです。今日、テイスティングを実際に行なう評議会の各地域のメンバーは、ほとんどすべてがその地域のワイン生産者達で構成されています。ですから、私(この本の著者)が会った生産者全員が認めていましたが、誰が見ても明らかな欠陥ワイン以外は却下できる状況ではないのです。
例えば、本来的なワインの品質、ブドウの性質を反映しているか、地域の特徴を出しているか、などということを評価して、仮にあるワインを審査で不合格にしてしまうと、落とされた生産者は、その仕返しに落とした生産者のワインに同じことをするだろうと思うと、とうてい不合格は出せない。とまあこういわけです。
ですから、あの膨大な量のAOCワインのテイスティングで実際に落とされるのは、毎年2~3%に過ぎないのです。
2)1995年にフランスのワインに関するトップ評者のひとり、Michele Bettane 氏がこう書いていました。「今日では、AOCは、品質も確かさもまったく保証していない。」と。
また、その当時、AOCの大本締め、INAO(国立原産地名称研究所 = Institut National des Appellations d'Origine)局長だった Alain Berger 氏も、「AOCの過去の栄光を表示しながら、あきれるほど品質が低いワインなどは、どこにでも出回っている。」と言っているくらいです。
AOCに関してでも、こうですから、その他のカテゴリーではもっとひどいと推測されますが、まあ、その他の場合は、初めから買い手が期待しておりませんし、価格もそれなりのものですから、問題は少ないと言えば言えそうです。
3)INAOも、実際、審査の現状には問題ありという認識を持っており、AOC審査改良のための委員会を作っていますが、実際にそれが効果を発揮するまでは、「the onus is very much on the knowledge of the consumer.=その任は一方的に消費者の知識に頼らざるを得ません。」
以上から出てくる結論は、要するにワインも他の品物と同じように、看板などに頼らずに、自分でしっかりと知識を身につけ、自分の舌や嗅覚と知識で評価しなさい、ということらしいですね。
ところで、AOCの中でも地域限定が強いほど格が上のワインとなることから「AOCによる格付け(AOC classification)」という言い方がされることがありますが、AOCが法律で定められた生産地と製品の関係づけに基づく、一応客観的なワインの品質保証制度であるのに対し、「格付け」は主として市場評価を中心としたより主観的なワイン(又は当該ワインを産するぶどう畑)の評価制度であり、両者は本来、別の制度ですから、混同を避けるために「AOCによる格付け」という言い方は避けた方がよいようですね。
特に、ボルドー地方においては、「AOC」と「格付け」は全く別の制度として併存していますので両者を区別して理解することは重要です。もっとも、ブルゴーニュ地方においては、Grand Crus、Premiere Crus といった畑に対する格付けがそのままAOCの分類に取り入れられており、AOCと格付けを一体のものと考えることができます。どうもこのあたりも、ワインの評価を難しくしているのかもしれませんね。
もっとも、営業的には、こういうことがあまり分かりやすくても困るというのも業界の本音としてあるのかもしれません。例えば、ジュエリー業界でのダイヤモンドの格付けだって、もう少し分かりやすくしてもよいのに、と僕でも思うくらいですから、どの業界も似ている点があるのかもしれませんね。
当掲示板のマスターとして僕は、しばらくワインについてのおしゃべりをさぼっておりました。なんだか身辺があわただしかったことと、生々しい現実社会の動きに押され気味であったことは確かです。反省しております。
そこで、久しぶりにワインに関する書き込みをしようと思うのですが、ちょっとおつき合いいただけますか?
最近ワインに関する本を1冊読みました。その本は、英国のオークションハウス、Sotheby's(サザビーズ)が監修したものですが、たいへん実際的で面白いものでした。なにせ、オークションハウスは、買い手の視点から、価格とその価値について、ワインを徹底的に吟味するわけですから、作り手が提供する情報をベースにした通常のワイン本に比べると、より買い手側に立っているわけでして、時には生産者サイドが組み立てているワインに関する虚構や虚飾をはぎ取ることもあり、とても面白く感じました。
ところで、ワインに関する言葉で、「AOC」 ってご存じですか?
AOCとは、フランス産ワインの品質を表示するためのカテゴリーのひとつで、「Appellation d'Origine Controlee (原産地呼称統制)」 の略であり、同名の法律である「原産地呼称統制法」(1935年制定)の規定に基づいて製造されたワインに付与される称号のことです。AOC指定は、国立原産地名称研究所(INAO)というフランス農務省の関係団体が管轄しています。
そもそも、フランスワインは、品質表示の点から、AOC、VDQS (Vin Delimite de Qualite Superieure)、Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)、Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)の4種類に区分されており、AOCはこの品質区分の最上位に位置します。
それではまず、AOCについてのおしゃべりを始める前にその他の3つのカテゴリーを簡単にご紹介しておきましょう。
1)まず、VDQS (Vin delimite de qualite superieure = ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・スペリュール)ですが、これは上質指定ワインのことです。AOCに次ぐ品質ということで、使用葡萄品種、栽培法、最大収穫量、醸造法、ワインの最低アルコール濃度に関する規定などが、AOC のそれよりもやや緩やかではありますが、きちんと定められています。まあ、はっきり言えば、VDQS は、AOC ワインへ格上げされる可能性のある予備軍で、その過渡的段階にあるものです。ですから、生産量は極めて少なくて、あまりお目にかかることはありません。フランスワインの全生産量の1%あるかないかで、しかもその8割はフランス国内消費ですから、ラベルに切手のような VDQSと記されたマークが付いているこのカテゴリーのワインは、日本ではむしろ貴重品です。
2)Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)は、いわば日常的に飲む「地ワイン」とでも言うべきものでして、もうひとつ下のカテゴリー、ヴァン・ド・ターブルの中で、特に生産地域や葡萄品種などを指定されたものです。つまり他地域のワインとブレンドしてはいけないわけでして、ここがヴァン・ド・ターブルとは決定的に異なる点です。現在、140ほどの地域が指定されています。割安感を感じることの多いワインだと言えそうです。生産量的には、全フランスワインの30%弱といったところで、AOCに次ぐ量です。
3)Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)は、4つのカテゴリー中、最下位に属するもので、生産量は全フランスワインの約18%程度。実質的にまったくコントロールはありませんので、もっともお手軽なワインです。サザビーズの本には、このカテゴリーのワインについて、こう書いてありました。
These wines are cheap in every sense of the word.
(これらのワインは、言葉のあらゆる意味から言って安物です。)
さてそこで、いよいよ最高ランクのAOCに入るわけですが、そもそも全フランスワインの約半分はこれですので、生産量はもっとも多いカテゴリーですね。
実際には、<Appellation d'Origine Controlee ***** > という表記がなされ、*****の個所にさまざまな原産地名が記されます。現在、この指定を受けているAOCは470以上あります。
AOC法は、農産物は原産地の個性を反映するものであるという考えの下に、原産地とそこで生産される農産物を厳密に関係づけ、品質の保証を図ることを目的としたものです。
原産地とそこで生産される産品との関係性を明確化するために、生産区域の他に、ぶどう品種、最低アルコール度数、単位面積当たりの最大収穫量、栽培方法、剪定方法、醸造方法等、実に多岐にわたります。また、建て前ですが、評価委員会によるテイスティングも行われます。
AOC指定の基準は、指定の対象となる原産地が地方、地区、村、畑と限定されるほど細かく厳しくなり、その分、品質の高い上位クラスのワインとみなすことができます。
例えば、ボルドーを例にりますと、まず、ボルドー地方全体を対象とする「AOCボルドー」があります。次ぎに、ボルドー地方にはメドック、グラーブ、サンテミリオン、ポムロル等様々な地区がありますが、それぞれの地区を対象とした「AOCメドック」、「AOCグラーブ」、「AOCサンテミリオン」、「AOCポムロル」等があります。
さらに、例えばメドック地区の中には数多くの村がありますが、そのうち「サン・テステフ」、「サン・ジュリアン」、「ポイヤック」、「マルゴー」、「ムーリー」、「リストラック」の6つの村については、特に村名のAOCが認められています。
また、ボルドーでは村名のAOCまでしかありませんが、ブルゴーニュではさらに限定的に、村の中の個別の畑がAOCの対象になっている場合があります。
というわけで、AOCの対象になるためには、「原産地」以外にも生産方法等に関する厳しい基準をクリアする必要があり、例えば、メドック地区のサン・テステフ村で生産されていても、「AOCサンテステフ」として必要なすべての基準を満たしていなければ、「AOCサンテステフ」は名乗れず、より下位のクラスのAOCである「AOCメドック」や「AOCボルドー」というカテゴリーになります。
なお、AOC指定上の原産地名は、必ずしも行政区域としての地方、地区、村と正確に一致するわけではありません。例えば、ある村名AOCの対象地域には、当該名の村以外にその周辺の村も対象地域に入っている場合があります。
とまあ、以上が建て前なのですが、それが完全に実施されているとはとうてい思えないところが、この世界の面白いところなのです。
以下にサザビーズのワイン専門家達の言をご紹介してみます。
1)AOCワインは、公的な分析とテイスティングを経ているということになっていますが、テイスティングなどは、まさに噴飯モノなのです。今日、テイスティングを実際に行なう評議会の各地域のメンバーは、ほとんどすべてがその地域のワイン生産者達で構成されています。ですから、私(この本の著者)が会った生産者全員が認めていましたが、誰が見ても明らかな欠陥ワイン以外は却下できる状況ではないのです。
例えば、本来的なワインの品質、ブドウの性質を反映しているか、地域の特徴を出しているか、などということを評価して、仮にあるワインを審査で不合格にしてしまうと、落とされた生産者は、その仕返しに落とした生産者のワインに同じことをするだろうと思うと、とうてい不合格は出せない。とまあこういわけです。
ですから、あの膨大な量のAOCワインのテイスティングで実際に落とされるのは、毎年2~3%に過ぎないのです。
2)1995年にフランスのワインに関するトップ評者のひとり、Michele Bettane 氏がこう書いていました。「今日では、AOCは、品質も確かさもまったく保証していない。」と。
また、その当時、AOCの大本締め、INAO(国立原産地名称研究所 = Institut National des Appellations d'Origine)局長だった Alain Berger 氏も、「AOCの過去の栄光を表示しながら、あきれるほど品質が低いワインなどは、どこにでも出回っている。」と言っているくらいです。
AOCに関してでも、こうですから、その他のカテゴリーではもっとひどいと推測されますが、まあ、その他の場合は、初めから買い手が期待しておりませんし、価格もそれなりのものですから、問題は少ないと言えば言えそうです。
3)INAOも、実際、審査の現状には問題ありという認識を持っており、AOC審査改良のための委員会を作っていますが、実際にそれが効果を発揮するまでは、「the onus is very much on the knowledge of the consumer.=その任は一方的に消費者の知識に頼らざるを得ません。」
以上から出てくる結論は、要するにワインも他の品物と同じように、看板などに頼らずに、自分でしっかりと知識を身につけ、自分の舌や嗅覚と知識で評価しなさい、ということらしいですね。
ところで、AOCの中でも地域限定が強いほど格が上のワインとなることから「AOCによる格付け(AOC classification)」という言い方がされることがありますが、AOCが法律で定められた生産地と製品の関係づけに基づく、一応客観的なワインの品質保証制度であるのに対し、「格付け」は主として市場評価を中心としたより主観的なワイン(又は当該ワインを産するぶどう畑)の評価制度であり、両者は本来、別の制度ですから、混同を避けるために「AOCによる格付け」という言い方は避けた方がよいようですね。
特に、ボルドー地方においては、「AOC」と「格付け」は全く別の制度として併存していますので両者を区別して理解することは重要です。もっとも、ブルゴーニュ地方においては、Grand Crus、Premiere Crus といった畑に対する格付けがそのままAOCの分類に取り入れられており、AOCと格付けを一体のものと考えることができます。どうもこのあたりも、ワインの評価を難しくしているのかもしれませんね。
もっとも、営業的には、こういうことがあまり分かりやすくても困るというのも業界の本音としてあるのかもしれません。例えば、ジュエリー業界でのダイヤモンドの格付けだって、もう少し分かりやすくしてもよいのに、と僕でも思うくらいですから、どの業界も似ている点があるのかもしれませんね。
フランスには約470以上のAOCの生産地;平成29年6月6日(火)
TV4ch
AOC
当掲示板のマスターとして僕は、しばらくワインについてのおしゃべりをさぼっておりました。なんだか身辺があわただしかったことと、生々しい現実社会の動きに押され気味であったことは確かです。反省しております。
そこで、久しぶりにワインに関する書き込みをしようと思うのですが、ちょっとおつき合いいただけますか?
最近ワインに関する本を1冊読みました。その本は、英国のオークションハウス、Sotheby's(サザビーズ)が監修したものですが、たいへん実際的で面白いものでした。なにせ、オークションハウスは、買い手の視点から、価格とその価値について、ワインを徹底的に吟味するわけですから、作り手が提供する情報をベースにした通常のワイン本に比べると、より買い手側に立っているわけでして、時には生産者サイドが組み立てているワインに関する虚構や虚飾をはぎ取ることもあり、とても面白く感じました。
ところで、ワインに関する言葉で、「AOC」 ってご存じですか?
AOCとは、フランス産ワインの品質を表示するためのカテゴリーのひとつで、「Appellation d'Origine Controlee (原産地呼称統制)」 の略であり、同名の法律である「原産地呼称統制法」(1935年制定)の規定に基づいて製造されたワインに付与される称号のことです。AOC指定は、国立原産地名称研究所(INAO)というフランス農務省の関係団体が管轄しています。
そもそも、フランスワインは、品質表示の点から、AOC、VDQS (Vin Delimite de Qualite Superieure)、Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)、Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)の4種類に区分されており、AOCはこの品質区分の最上位に位置します。
それではまず、AOCについてのおしゃべりを始める前にその他の3つのカテゴリーを簡単にご紹介しておきましょう。
1)まず、VDQS (Vin delimite de qualite superieure = ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・スペリュール)ですが、これは上質指定ワインのことです。AOCに次ぐ品質ということで、使用葡萄品種、栽培法、最大収穫量、醸造法、ワインの最低アルコール濃度に関する規定などが、AOC のそれよりもやや緩やかではありますが、きちんと定められています。まあ、はっきり言えば、VDQS は、AOC ワインへ格上げされる可能性のある予備軍で、その過渡的段階にあるものです。ですから、生産量は極めて少なくて、あまりお目にかかることはありません。フランスワインの全生産量の1%あるかないかで、しかもその8割はフランス国内消費ですから、ラベルに切手のような VDQSと記されたマークが付いているこのカテゴリーのワインは、日本ではむしろ貴重品です。
2)Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)は、いわば日常的に飲む「地ワイン」とでも言うべきものでして、もうひとつ下のカテゴリー、ヴァン・ド・ターブルの中で、特に生産地域や葡萄品種などを指定されたものです。つまり他地域のワインとブレンドしてはいけないわけでして、ここがヴァン・ド・ターブルとは決定的に異なる点です。現在、140ほどの地域が指定されています。割安感を感じることの多いワインだと言えそうです。生産量的には、全フランスワインの30%弱といったところで、AOCに次ぐ量です。
3)Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)は、4つのカテゴリー中、最下位に属するもので、生産量は全フランスワインの約18%程度。実質的にまったくコントロールはありませんので、もっともお手軽なワインです。サザビーズの本には、このカテゴリーのワインについて、こう書いてありました。
These wines are cheap in every sense of the word.
(これらのワインは、言葉のあらゆる意味から言って安物です。)
さてそこで、いよいよ最高ランクのAOCに入るわけですが、そもそも全フランスワインの約半分はこれですので、生産量はもっとも多いカテゴリーですね。
実際には、<Appellation d'Origine Controlee ***** > という表記がなされ、*****の個所にさまざまな原産地名が記されます。現在、この指定を受けているAOCは470以上あります。
AOC法は、農産物は原産地の個性を反映するものであるという考えの下に、原産地とそこで生産される農産物を厳密に関係づけ、品質の保証を図ることを目的としたものです。
原産地とそこで生産される産品との関係性を明確化するために、生産区域の他に、ぶどう品種、最低アルコール度数、単位面積当たりの最大収穫量、栽培方法、剪定方法、醸造方法等、実に多岐にわたります。また、建て前ですが、評価委員会によるテイスティングも行われます。
AOC指定の基準は、指定の対象となる原産地が地方、地区、村、畑と限定されるほど細かく厳しくなり、その分、品質の高い上位クラスのワインとみなすことができます。
例えば、ボルドーを例にりますと、まず、ボルドー地方全体を対象とする「AOCボルドー」があります。次ぎに、ボルドー地方にはメドック、グラーブ、サンテミリオン、ポムロル等様々な地区がありますが、それぞれの地区を対象とした「AOCメドック」、「AOCグラーブ」、「AOCサンテミリオン」、「AOCポムロル」等があります。
さらに、例えばメドック地区の中には数多くの村がありますが、そのうち「サン・テステフ」、「サン・ジュリアン」、「ポイヤック」、「マルゴー」、「ムーリー」、「リストラック」の6つの村については、特に村名のAOCが認められています。
また、ボルドーでは村名のAOCまでしかありませんが、ブルゴーニュではさらに限定的に、村の中の個別の畑がAOCの対象になっている場合があります。
というわけで、AOCの対象になるためには、「原産地」以外にも生産方法等に関する厳しい基準をクリアする必要があり、例えば、メドック地区のサン・テステフ村で生産されていても、「AOCサンテステフ」として必要なすべての基準を満たしていなければ、「AOCサンテステフ」は名乗れず、より下位のクラスのAOCである「AOCメドック」や「AOCボルドー」というカテゴリーになります。
なお、AOC指定上の原産地名は、必ずしも行政区域としての地方、地区、村と正確に一致するわけではありません。例えば、ある村名AOCの対象地域には、当該名の村以外にその周辺の村も対象地域に入っている場合があります。
とまあ、以上が建て前なのですが、それが完全に実施されているとはとうてい思えないところが、この世界の面白いところなのです。
以下にサザビーズのワイン専門家達の言をご紹介してみます。
1)AOCワインは、公的な分析とテイスティングを経ているということになっていますが、テイスティングなどは、まさに噴飯モノなのです。今日、テイスティングを実際に行なう評議会の各地域のメンバーは、ほとんどすべてがその地域のワイン生産者達で構成されています。ですから、私(この本の著者)が会った生産者全員が認めていましたが、誰が見ても明らかな欠陥ワイン以外は却下できる状況ではないのです。
例えば、本来的なワインの品質、ブドウの性質を反映しているか、地域の特徴を出しているか、などということを評価して、仮にあるワインを審査で不合格にしてしまうと、落とされた生産者は、その仕返しに落とした生産者のワインに同じことをするだろうと思うと、とうてい不合格は出せない。とまあこういわけです。
ですから、あの膨大な量のAOCワインのテイスティングで実際に落とされるのは、毎年2~3%に過ぎないのです。
2)1995年にフランスのワインに関するトップ評者のひとり、Michele Bettane 氏がこう書いていました。「今日では、AOCは、品質も確かさもまったく保証していない。」と。
また、その当時、AOCの大本締め、INAO(国立原産地名称研究所 = Institut National des Appellations d'Origine)局長だった Alain Berger 氏も、「AOCの過去の栄光を表示しながら、あきれるほど品質が低いワインなどは、どこにでも出回っている。」と言っているくらいです。
AOCに関してでも、こうですから、その他のカテゴリーではもっとひどいと推測されますが、まあ、その他の場合は、初めから買い手が期待しておりませんし、価格もそれなりのものですから、問題は少ないと言えば言えそうです。
3)INAOも、実際、審査の現状には問題ありという認識を持っており、AOC審査改良のための委員会を作っていますが、実際にそれが効果を発揮するまでは、「the onus is very much on the knowledge of the consumer.=その任は一方的に消費者の知識に頼らざるを得ません。」
以上から出てくる結論は、要するにワインも他の品物と同じように、看板などに頼らずに、自分でしっかりと知識を身につけ、自分の舌や嗅覚と知識で評価しなさい、ということらしいですね。
ところで、AOCの中でも地域限定が強いほど格が上のワインとなることから「AOCによる格付け(AOC classification)」という言い方がされることがありますが、AOCが法律で定められた生産地と製品の関係づけに基づく、一応客観的なワインの品質保証制度であるのに対し、「格付け」は主として市場評価を中心としたより主観的なワイン(又は当該ワインを産するぶどう畑)の評価制度であり、両者は本来、別の制度ですから、混同を避けるために「AOCによる格付け」という言い方は避けた方がよいようですね。
特に、ボルドー地方においては、「AOC」と「格付け」は全く別の制度として併存していますので両者を区別して理解することは重要です。もっとも、ブルゴーニュ地方においては、Grand Crus、Premiere Crus といった畑に対する格付けがそのままAOCの分類に取り入れられており、AOCと格付けを一体のものと考えることができます。どうもこのあたりも、ワインの評価を難しくしているのかもしれませんね。
もっとも、営業的には、こういうことがあまり分かりやすくても困るというのも業界の本音としてあるのかもしれません。例えば、ジュエリー業界でのダイヤモンドの格付けだって、もう少し分かりやすくしてもよいのに、と僕でも思うくらいですから、どの業界も似ている点があるのかもしれませんね。
当掲示板のマスターとして僕は、しばらくワインについてのおしゃべりをさぼっておりました。なんだか身辺があわただしかったことと、生々しい現実社会の動きに押され気味であったことは確かです。反省しております。
そこで、久しぶりにワインに関する書き込みをしようと思うのですが、ちょっとおつき合いいただけますか?
最近ワインに関する本を1冊読みました。その本は、英国のオークションハウス、Sotheby's(サザビーズ)が監修したものですが、たいへん実際的で面白いものでした。なにせ、オークションハウスは、買い手の視点から、価格とその価値について、ワインを徹底的に吟味するわけですから、作り手が提供する情報をベースにした通常のワイン本に比べると、より買い手側に立っているわけでして、時には生産者サイドが組み立てているワインに関する虚構や虚飾をはぎ取ることもあり、とても面白く感じました。
ところで、ワインに関する言葉で、「AOC」 ってご存じですか?
AOCとは、フランス産ワインの品質を表示するためのカテゴリーのひとつで、「Appellation d'Origine Controlee (原産地呼称統制)」 の略であり、同名の法律である「原産地呼称統制法」(1935年制定)の規定に基づいて製造されたワインに付与される称号のことです。AOC指定は、国立原産地名称研究所(INAO)というフランス農務省の関係団体が管轄しています。
そもそも、フランスワインは、品質表示の点から、AOC、VDQS (Vin Delimite de Qualite Superieure)、Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)、Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)の4種類に区分されており、AOCはこの品質区分の最上位に位置します。
それではまず、AOCについてのおしゃべりを始める前にその他の3つのカテゴリーを簡単にご紹介しておきましょう。
1)まず、VDQS (Vin delimite de qualite superieure = ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・スペリュール)ですが、これは上質指定ワインのことです。AOCに次ぐ品質ということで、使用葡萄品種、栽培法、最大収穫量、醸造法、ワインの最低アルコール濃度に関する規定などが、AOC のそれよりもやや緩やかではありますが、きちんと定められています。まあ、はっきり言えば、VDQS は、AOC ワインへ格上げされる可能性のある予備軍で、その過渡的段階にあるものです。ですから、生産量は極めて少なくて、あまりお目にかかることはありません。フランスワインの全生産量の1%あるかないかで、しかもその8割はフランス国内消費ですから、ラベルに切手のような VDQSと記されたマークが付いているこのカテゴリーのワインは、日本ではむしろ貴重品です。
2)Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)は、いわば日常的に飲む「地ワイン」とでも言うべきものでして、もうひとつ下のカテゴリー、ヴァン・ド・ターブルの中で、特に生産地域や葡萄品種などを指定されたものです。つまり他地域のワインとブレンドしてはいけないわけでして、ここがヴァン・ド・ターブルとは決定的に異なる点です。現在、140ほどの地域が指定されています。割安感を感じることの多いワインだと言えそうです。生産量的には、全フランスワインの30%弱といったところで、AOCに次ぐ量です。
3)Vin de Table(ヴァン・ド・ターブル)は、4つのカテゴリー中、最下位に属するもので、生産量は全フランスワインの約18%程度。実質的にまったくコントロールはありませんので、もっともお手軽なワインです。サザビーズの本には、このカテゴリーのワインについて、こう書いてありました。
These wines are cheap in every sense of the word.
(これらのワインは、言葉のあらゆる意味から言って安物です。)
さてそこで、いよいよ最高ランクのAOCに入るわけですが、そもそも全フランスワインの約半分はこれですので、生産量はもっとも多いカテゴリーですね。
実際には、<Appellation d'Origine Controlee ***** > という表記がなされ、*****の個所にさまざまな原産地名が記されます。現在、この指定を受けているAOCは470以上あります。
AOC法は、農産物は原産地の個性を反映するものであるという考えの下に、原産地とそこで生産される農産物を厳密に関係づけ、品質の保証を図ることを目的としたものです。
原産地とそこで生産される産品との関係性を明確化するために、生産区域の他に、ぶどう品種、最低アルコール度数、単位面積当たりの最大収穫量、栽培方法、剪定方法、醸造方法等、実に多岐にわたります。また、建て前ですが、評価委員会によるテイスティングも行われます。
AOC指定の基準は、指定の対象となる原産地が地方、地区、村、畑と限定されるほど細かく厳しくなり、その分、品質の高い上位クラスのワインとみなすことができます。
例えば、ボルドーを例にりますと、まず、ボルドー地方全体を対象とする「AOCボルドー」があります。次ぎに、ボルドー地方にはメドック、グラーブ、サンテミリオン、ポムロル等様々な地区がありますが、それぞれの地区を対象とした「AOCメドック」、「AOCグラーブ」、「AOCサンテミリオン」、「AOCポムロル」等があります。
さらに、例えばメドック地区の中には数多くの村がありますが、そのうち「サン・テステフ」、「サン・ジュリアン」、「ポイヤック」、「マルゴー」、「ムーリー」、「リストラック」の6つの村については、特に村名のAOCが認められています。
また、ボルドーでは村名のAOCまでしかありませんが、ブルゴーニュではさらに限定的に、村の中の個別の畑がAOCの対象になっている場合があります。
というわけで、AOCの対象になるためには、「原産地」以外にも生産方法等に関する厳しい基準をクリアする必要があり、例えば、メドック地区のサン・テステフ村で生産されていても、「AOCサンテステフ」として必要なすべての基準を満たしていなければ、「AOCサンテステフ」は名乗れず、より下位のクラスのAOCである「AOCメドック」や「AOCボルドー」というカテゴリーになります。
なお、AOC指定上の原産地名は、必ずしも行政区域としての地方、地区、村と正確に一致するわけではありません。例えば、ある村名AOCの対象地域には、当該名の村以外にその周辺の村も対象地域に入っている場合があります。
とまあ、以上が建て前なのですが、それが完全に実施されているとはとうてい思えないところが、この世界の面白いところなのです。
以下にサザビーズのワイン専門家達の言をご紹介してみます。
1)AOCワインは、公的な分析とテイスティングを経ているということになっていますが、テイスティングなどは、まさに噴飯モノなのです。今日、テイスティングを実際に行なう評議会の各地域のメンバーは、ほとんどすべてがその地域のワイン生産者達で構成されています。ですから、私(この本の著者)が会った生産者全員が認めていましたが、誰が見ても明らかな欠陥ワイン以外は却下できる状況ではないのです。
例えば、本来的なワインの品質、ブドウの性質を反映しているか、地域の特徴を出しているか、などということを評価して、仮にあるワインを審査で不合格にしてしまうと、落とされた生産者は、その仕返しに落とした生産者のワインに同じことをするだろうと思うと、とうてい不合格は出せない。とまあこういわけです。
ですから、あの膨大な量のAOCワインのテイスティングで実際に落とされるのは、毎年2~3%に過ぎないのです。
2)1995年にフランスのワインに関するトップ評者のひとり、Michele Bettane 氏がこう書いていました。「今日では、AOCは、品質も確かさもまったく保証していない。」と。
また、その当時、AOCの大本締め、INAO(国立原産地名称研究所 = Institut National des Appellations d'Origine)局長だった Alain Berger 氏も、「AOCの過去の栄光を表示しながら、あきれるほど品質が低いワインなどは、どこにでも出回っている。」と言っているくらいです。
AOCに関してでも、こうですから、その他のカテゴリーではもっとひどいと推測されますが、まあ、その他の場合は、初めから買い手が期待しておりませんし、価格もそれなりのものですから、問題は少ないと言えば言えそうです。
3)INAOも、実際、審査の現状には問題ありという認識を持っており、AOC審査改良のための委員会を作っていますが、実際にそれが効果を発揮するまでは、「the onus is very much on the knowledge of the consumer.=その任は一方的に消費者の知識に頼らざるを得ません。」
以上から出てくる結論は、要するにワインも他の品物と同じように、看板などに頼らずに、自分でしっかりと知識を身につけ、自分の舌や嗅覚と知識で評価しなさい、ということらしいですね。
ところで、AOCの中でも地域限定が強いほど格が上のワインとなることから「AOCによる格付け(AOC classification)」という言い方がされることがありますが、AOCが法律で定められた生産地と製品の関係づけに基づく、一応客観的なワインの品質保証制度であるのに対し、「格付け」は主として市場評価を中心としたより主観的なワイン(又は当該ワインを産するぶどう畑)の評価制度であり、両者は本来、別の制度ですから、混同を避けるために「AOCによる格付け」という言い方は避けた方がよいようですね。
特に、ボルドー地方においては、「AOC」と「格付け」は全く別の制度として併存していますので両者を区別して理解することは重要です。もっとも、ブルゴーニュ地方においては、Grand Crus、Premiere Crus といった畑に対する格付けがそのままAOCの分類に取り入れられており、AOCと格付けを一体のものと考えることができます。どうもこのあたりも、ワインの評価を難しくしているのかもしれませんね。
もっとも、営業的には、こういうことがあまり分かりやすくても困るというのも業界の本音としてあるのかもしれません。例えば、ジュエリー業界でのダイヤモンドの格付けだって、もう少し分かりやすくしてもよいのに、と僕でも思うくらいですから、どの業界も似ている点があるのかもしれませんね。
6/2 金 伊丹市へ No2 入手 チラシ:平成29年6月6日(火)
千里竹の会6/5にアップ
竹林整備から 「竹を食べる」の事業化へ 京都府木津川市 認定NPO法人加茂女
食べるの意味理解・・・・・
アクセス | NPO法人かもめ|加茂女
www.npo-kamome.com/top/access/
NPO法人加茂女へのアクセス 〒619-1127 京都府木津川市南加茂台4-15-6 TEL・団体概要 | NPO法人かもめ|加茂女
www.npo-kamome.com/top/dantai/
団体名 特定非営利活動法人加茂女 理事長 久保田 奈美江(くぼた なみえ) 本部 〒
◆博物館関係
2260日目 新聞( 6/5 月 曜日 夕刊 ・6 /6 曜日 朝刊 朝日新聞) 東日本大震災 :平成29年6月6日(火)
昭和92年 大正106年 明治150年
① 阪神・淡路大震災
(Wikipediaより)
死者:6,434名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名
死者の内訳は、兵庫県内6,402名(99.5%)・兵庫県外(大阪府、京都府など)32名(0.5%)
死者:6,434名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名
死者の内訳は、兵庫県内6,402名(99.5%)・兵庫県外(大阪府、京都府など)32名(0.5%)
負傷者のうち重傷者は県内10,494名(98.2%)・県外189名 (1.8%)
軽傷者:県内29,598名(89.4%)・県外3,511名(10.6%)
死者の県内県外の比率から見て県内の負傷者数は混乱の中、正確には数えることができなかったと推定される。
軽傷者:県内29,598名(89.4%)・県外3,511名(10.6%)
死者の県内県外の比率から見て県内の負傷者数は混乱の中、正確には数えることができなかったと推定される。
避難人数 : 30万名以上
住家被害 : 全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半壊合計249,180棟(約46万世帯)、一部損壊390,506棟
火災被害 : 住家全焼6,148棟、全焼損(非住家・住家共)合計7,483棟、罹災世帯9,017世帯
住家被害 : 全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半壊合計249,180棟(約46万世帯)、一部損壊390,506棟
火災被害 : 住家全焼6,148棟、全焼損(非住家・住家共)合計7,483棟、罹災世帯9,017世帯
② 東日本大震災
2260日目 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい、ひがしにっぽんだいしんさい)は、2011年(平成23年)3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発た津波、およびその後の余震により引き起こされた大規模地震災害である。この地震によって福島第一原子力発電所事故が起こった。発生した日付から3.11(さんてんいちいち、さんいちいち)と称することもある
③熊本震災
④ 鳥取県中部地震
229日目 鳥取県中部地震(とっとりけんちゅうぶじしん)とは、2016年(平成28年)10月21日 14時7分ごろに鳥取県中部を震源として発生した地震。
6/5 月 夕刊
決めごと 2っ:平成29年6月6日(火)
①好奇心=【楽しみDNA】 ズボラ(いかなるカテゴリーに分けるかが面倒なため)
②2徳松(プログ記事)識別のこと
◆ 2008年3月6日~はじめた「06きょうちゃん06」ブログ 写真なし
・写真有は20??年?月 調査(平成29年6月6日(火)から)中
見つかりした
2009年2 月
2009年2 月22日 (日曜日)
2009年2 月19日 (木曜日)
2009年2 月 7日 (土曜日)
感謝 ひとり酒 484 NHK録画 レッツ フィット エアロビクッス:平成21年2月7日(土)
整理No 484
初75
整理期日:平成21年2月7日(土)
1.2004/06/19 Ch12 40分(2連続)
DVD NHK録画
趣味悠々
レッツ フィット エアロビクッス
2.2004/0/24 Ch2 55分
ほっと10時台 10時5分~
京都 精進料理 懐石料理
林原美術館 館長 熊倉功夫さん
千二百年の知恵 和の味と作法を見直す
初75
整理期日:平成21年2月7日(土)
1.2004/06/19 Ch12 40分(2連続)
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2.2004/0/24 Ch2 55分
ほっと10時台 10時5分~
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千二百年の知恵 和の味と作法を見直す
■ 2017年6月5日~ 「06きょうちゃん06」ブログ
★ 2徳松*「06きうちゃん06」合体時以降のブログ
・テーマは多分 多分 「06きょうちゃん06*2徳松」に
・bloggerを活用 タイプパットは??
【見本】
2徳松:
2017年6月5日月曜日
◆ 2008年5月-10/10 08/5/16:定点 撮影~08/5/15:懐かしい (*^_^*) ありがとう(*^_^*) (*^_^*):b 平成29年6月5日(月)
08/5/16:定点 撮影
名神
2008年5月16日、13:19:42
上り
ガラ ガラ
2008年5月16日、13:19:42
上り
ガラ ガラ
東京 汐留 建築展/【楽しみDNA】 天声人語:平成29年6月6日(火)
【楽しみDNA】は 60きょうちん06 の新語
好奇心=【楽しみDNA】
展覧会概要
あなたは今をときめく、日本で注目の建築家に家を建ててもらいたいと思ったことはありますか?厳しい制約や難しい条件のもとでも、必ず答えをかたちにしてくれるのが建築家。しかもユニークで新鮮な造形のなかには、日本ならではの感性と住まいの伝統が息づき、あなたの理想の生活を実現してくれるでしょう─そんなメッセージをひそませて、パリやブリュッセル、アムステルダムなどの各都市でヨーロッパの人々を驚かせた、注目の展覧会の巡回帰国展です。企画を実現させたのは写真家のジェレミ・ステラに加え、建築家のヴェロニック・ウルスとファビアン・モデュイ、日本在住30年のマニュエル・タルディッツの4人のフランス人。彼らは日本の近現代の住宅建築から優れた作品を複眼的な視点で独自に選定し、提示しました。
戦後社会の成長の一翼を担ってきた日本の住宅建築─この展覧会は多数の魅力的な写真や映像、ドローイング、スケッチ、模型を展示し、それら歴史的な名作住宅から最近の秀作まで約70作品をご紹介します。またゲストアーティストに坂口恭平が加わり、彼の頭の中に建ち拡がる街と家のイメージを、極細ペンで表したドローイングが展示されます。
日本、家の列島─ここには、家の数だけ新しい生活と幸せがあります。ぜひごらんください。
投稿情報: 08時42分 カテゴリー: 01 NEWS (今日、現在のこと/新聞